2021川越地区会「11月例会」活動報告
株式会社ディーアイケイ 代表取締役会長 金子弘行氏(埼玉中小企業家同友会副代表理事:北部地区会所属)によるご報告の主題は「2、3人会社からの脱却」でした。
ゲスト参加重視の想いを乗せた今回は、ゲスト申込み10名で内7名の方にご参加いただきました。当地区外会員さん数名を加え、35名の会員さんのご参加も頂きました。
「 2、3人会社からの脱却 」は、同友会の掲げる目的とは裏腹にはじめは悲壮を極め、苦しさからの脱出作戦に終始されました。
幾多の挑戦を繰り返し、ターニングポイントの新規採用に至るとそこからは同友会の労使見解が降臨して、全社一丸の体制づくりが始まったそうです。
会社は何のためにあると、渋沢栄一翁を学び、社会に役立つ社員の育成こそが務めだとの考えに到達するも、まだ社内では幾多の課題を抱えながら、地域のために役立つ会社にすべく奮闘中、というご報告を頂きました。
苦しい状況にあって同友会など何必要なものか!と思ううちは気づかずとも、トライ&エラーを繰り返し深慮を重ねていくと、そこには大転換の要素が同友会の中にあるのか、と改めて自らの想いの強さ不足を認識しましたが、同時に、金子さんにあってもなお、同友会のなにがしかを見逃した時代もあったのかと密かに微笑む自分も垣間見たりしてしまいました。
私事ですが、先日読み通した「算盤ざむらい」という歴史小説の主人公の下級武士が、同友会と渋沢栄一を合算したような活躍をする内容に、今回のご報告を照らし合わせてほくそ笑み、会社の役割を再考することのできた例会でした。
(組織委員会 内田茂)