女性経営者全国交流会 in 彩の国埼玉に参加して
平成30 年6 月21 日~22 日に開催された女性経営者全国交流会(以下「女全交」という。)に参加いたしました。
女全交には実行委員として企画・運営にも携わさせていただき、分科会等での学びとともに、行事の企画・運営の面からも多くのことを学ぶことができました。
以下、私が感じたこと、学んだことを報告いたします。
1.グループ討論
私は、女全交のような全国規模の大会への参加は今回が初めてでした。分科会では、渋沢栄一をテーマとした第8分解に参加しました。
グループ討論は、全国各地の人とグループを組み、多様な業種、経歴の人と知り合い、討論ができました。各地域による事情、特徴の違いがあることと、一方で共通して大切なことを知ることができました。
グループ討論で、地域の特徴を生かした経営、その地域性による課題が話題となりましたが、人を活かす経営の実践、問題は全て自分から生じているという認識・覚悟が必要という議論は大きな刺激になりました。
また、渋沢栄一の公益と自分の利益の一致いう理念は難しく聞こえるが、中小企業では自社の経営が地域に貢献できていればその理念に合っているという議論によって、渋沢栄一の理念が自分の行動の指針にすることができたと感じました。
今回は埼玉県の会員の報告の分科会に参加しましたが、報告者が他県の会員の分科会に参加してみたらまた違う刺激があったかもしれないと感じています。
2.記念講演
久賀代表理事からの報告は、ご本人が悩み、実践されたことの生々しい報告で刺激的でした。
環境の変化に慌てずに、自分の経営理念を見つめなおし、必要なことを一歩先に実行していく、その実践はとてもたいへんなことであったと思います。
しかし、経営の継続・発展には欠かせない心構えであり、これを忘れずに毎日の経営に当たりたいと決意を新たにしました。
パネルディスカッションも楽しみながら学ぶことができました。経営理念を持ち、自分のやりたいことを発信し続けることの大切さを感じ、実行していこうと考えています。
3.実行委員の活動から
女全交の実行委員を引き受けるに当たっては、あまり深く考えずに引き受けてしまいましたが、委員会の活動を通じて学ぶことも多くありました。
委員会でチームに分かれ各チームが責任をもって準備を進めていく体制で、私は参加者の誘導、受付、分科会・全大会の会場準備を担当する設営チームの一員として、主に受付を担当させていただきました。
最終的には800 人を大きく超える参加者となり計画段階でも600 人規模での会議であり、これほどの規模の会議は経験がなくスケール感が分からない状態でした。
受付に必要な会場の広さ、必要な人員数など全く想像がつかない状態でしたが、会場に何度も足を運び、ホテルスタッフから教えていただくなど現場での情報収集が、判断に当たっての重要な要素となりました。
現場を見て、詳しい人に直接お話を聞く、このことは普段の仕事でも、地に足の着いた判断をするために重要なであると改めて感じました。
これほどの規模の会議の準備となると、個人個人でのやり取りではずまず、各チームの間での連絡、調整が非常に重要となり組織的な対応が必要となります。
実際にそれぞれの人は真摯に行動しても、各チーム間での連絡・調整がうまくいっていないための問題も生じ、大きな組織をまとめていくことの難しさを実感しました。
私が担当した受付については、多くの人にご協力をいただき、スムーズな受付をすることができました。ご協力いただいた方にお礼を申し上げます。
以上、女全交に参加して感じたこと、学んだことを主なことを記載いたしましたが、これら以外にも気付きは多くあり、参加して非常によかったと感じています。
(加藤康弘 記)