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2018川越地区会7月例会 参加報告

2018川越地区会7月例会に参加して

平成30年7月17日、埼玉同友会川越地区会の7月例会が開催されました。

報告者はサンエイ・ソフトウエア・ジャパン株式会社 代表取締役の影山晴男氏で、テーマは「三者利益の共存共栄をめざして」でした。この三者とは社員、会社、お客様のことで、“社員も幸せ面白い会社” “会社も幸せ誇れる社員” “お客様も幸せ良かったねの取引”という会社づくりをしていらっしゃいます。

影山社長の自己紹介やお勤め時代の話から、最初の会社の立ち上げと終了、そして現在のサンエイ・ソフトウエア・ジャパン株式会社の立ち上げから今までをお話くだいました。その様々なお話の中に、どのように社訓(五つの力)が生まれたのか、経営者の右腕となる人材とその探し方、組織開発や人材育成などについてのエッセンスがちりばめられており、影山社長の仕事への情熱や経営への思いなど伺うことができました。

特に、三者利益の共存共栄のひとつである「会社も幸せ誇れる社員」という言葉が印象的でした。会社や経営者が「うちの社員は本当によくやってくれる」と誇りにできる社員、その社員を育成するための教育やしくみ作りは簡単なようで難しいと感じています。影山社長は自らの経験から、組織開発や人財育成の真髄を体感し行っていらっしゃると思いました。

組織力を使って人材を育成する。組織開発と人財育成は車の両輪のように機能させることが肝要であり、どちらが機能しなくても走っていくことはできません。しかし、それを実現してこそ、会社も社員も幸せになり、しいてはお客様もこの会社と取引をしてよかったと満足してくださるのだと、影山社長の組織への思いを語ってくださいました。

そして、“事業継承”と新しい試みの会社“合同会社わくわく”と、影山社長の新たな構想はつきません。経営者のエネルギーを感じることができました。

グループ討論では「あなたの考える組織力とは?・どのような組織力が必要か?」というテーマで、それぞれが影山社長の組織づくりからヒントを得たり、自らをふり
かえり、活発な討論になりました。

経営者と社員が切磋琢磨し共に学びあい、育ちあい、人間として生きる喜びを実感できる企業をつくろうという中小企業家同友会の理念にもぴったりな報告で、改
めて経営者としての自分を見つめなおすことのできた例会でした。

(経営委員会 下村信子 記)