中同協「第55回定時総会 in 埼玉」参加レポート(1)
中同協定時総会in埼玉が7月13日(木)14日(金)に開催され、教育機関との連携をテーマとした第6分科会に室長という立場で参加してきました。
分科会の報告者は2名です。
信州大学の教授で『生徒たちの生き方追求の学習』という授業を提唱した教育者北澤嘉孝氏です。プログラムは『14歳の問い』と呼ばれその後25年間にわたり引き継がれてきています。
もう一人の報告者は、かつて同プログラムに参加し、現在は(株)丸富士の経営者として活躍をしている倉石匡啓氏です。
『14歳の問い』とは、一週間の社会体験学習で、長野県内の中小企業に職場体験をします。14歳が『働くとは何か』自身に対して、『問い』を発してからプログラムに参加することに特色があります。
続くグループ討論では、『地域と連携する必要を感じている』『ひとが育つ限界はない』『問いがあれば、未来がある』『正解はひとつではない』等、参加者が分科会で感じたヒントがたくさん披露されました。
会社で働くひとから『問い』が多く発せられるから、その会社は次の変化を乗り越えられるとまとまりました。
総会2日目は、川越支部の仲間ゾルキンホーキーさんの事業体『アロニアの気持ち』の物産展での売り子を経験しました。
アロニアジャムを全国の同友会仲間に販売をした訳ですが、ジャムの由来、将来構想等多くの質問を受け、仲間の真剣さに感激をしました。
各ブースの売り子さんとも情報交換をして、商品にかける想い、こう育てていきたい等のお話を自然に聞くことが出来ました。
やはり、『人は人によって育てられる』2日間を通して強く感じた全国総会となりました。
(川越支部/大沼 崇)