2022川越地区会「7月例会」活動報告
弓削多醤油株式会社は来年100周年を迎えられます。
日本国内で100年存続している企業は、わずか0.03%と言われています。
弓削多社長は、家訓である「商売に羽織を着せろ」という”正直な商い・本物志向の物作り”を実直に守っていらっしゃいます。
その一方、健康志向の高まりという時流にアンテナをはり、大手では真似できない高付加価値商品である生醤油を開発されました。
さらに、後継者不在により存続が危ぶまれている木桶づくりの技術の承継にも尽力されています。
その木桶で製造された醤油本来の良さを広く知ってもらうために醤油王国も創設されました。
創業者から脈々と襷を繋ぎ歴史を紡いでいくには、時代の変化にとともに顧客のニーズに対応する柔軟性や多様性が必要だと改めて思いました。
またその一方で決して譲ってはいけない創業当時からの企業理念があると思いました。
(町田明美 記)