2019中同協全国総会 エネルギーシフト分科会 参加レポート
エネルギーシフトとは、生活・経済活動に関わる電力などのエネルギー全般について、徹底した省エネルギーに取り組み、熱源を有効利用し、再生可能エネルギーによる地域内自給を目指すことで、中小企業の仕事と雇用を生み出し、持続可能な暮らしと仕事を実現しようとするもの。
報告者 加藤設計 代表 加藤昌之 愛知同友会会員&中同協広報委員会 委員長
理念とビジョン
SDGSを経営に取り込む
戦略問題
- 組織の平均年齢が35歳になるように新卒採用をしている。
その若い社員達がエネルギーシフト技術を牽引してくれている。
この若い社員が母校の大学の先生に技術上の問題点を相談して解決する。 - 若い社員の自主性が新しい技術を開拓していく。社長など中堅社員では対応ができない。
経営戦略問題
- 今までの10年は中国経済に牽引されてきた。
- エネルギーシフトには20年前から取り組んでいる。20年前の中同協総会資料 情勢に環境問題の取組があり、それ以降取り組んできた。
- 大手会社はエネルギーシフトに弱い。規制が300㎡未満を除外しているのはハウスメーカーでは対応できないから。
- 今後はエネルギーシフトにIoTやAIを掛け合わせた展開をしていく
戦術問題
- 高効率機器に頼らずとも、高断熱でZEB(ゼロエネルギービル)への対応は出来る。
高断熱の仕様と平面計画・立面計画が肝心 - 地元木材を活用したCLT構造を展開する。
- このエネルギーシフトを設計コンセプトに持ち込むとコンペに勝てる。
自社の課題
- 高断熱×プランニングによるZEB
- 木造CLTビル
- SGGSを経営に取り込む
(川越地区会 倉沢延寿 記)